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    きーさん 添乗員日記
 
 
北陸中日新聞
      に掲載中
過去の記事
  ベトナムは今<1>
初添乗のころ<2>
長江横断遠泳大会<3>
ワインのお返し<4>
夫婦円満旅行の誕生<5>
沈まぬ太陽<6>
キーウエストの神風<7>
五番街ティファニー<8>
『ルンビニー園』<9>
機長と社長<10>
海の都で<11>
動物漫才<12>
ロードサイド店<13>
危機一髪?<14>
新入り操縦士<15>
スキーツアー企画<16>
『ほのぼの旅行』<17>
出向を命ず<18>
ハイジャックに<19>
シンデレラ城<20>
休息とお祭りの島<21>
国際結婚<22>
ハイティー<23>
・オリンピック<24>
買い物<25>
アスワンでの母娘<26>
ルクソールの休日<27>
大失敗の巻き<28>
自由行動日<29>
香港に始まって<30>



 

オリンピック

ジョイナーを見たいなぁ」
ジョンソンカールルイスも面白いぞ」


1988年(昭和63年)10月、
ソウルオリンピックが始まったばかりの時だった。

競技がTVで放送され、矢も楯もたまらなくなった私の
友人たちが、ぜひ観戦ツアーを組んでほしいと言ってきた。

日本国内での入場券販売のオフィシャルエージェントに
なっていたJTBは、本社にオリンピックの事務局を
設置していた。

早速、飛行機およびホテルの仕入れと並行して、
入場券の確保を事務局に依頼した。

ところが、開会式から始まって各種目の入場券は
とっくに発売済みとなっていた。
そこで、
ソウルの現地あっせん事務所に掛け合ってもらい
なんとか人気種目の陸上競技と柔道の入場券が
手に入る見込みとなり出発となった。
ソウルオリンピック競技場でのスナップ
オリンピック競技場のゲートをくぐると
大きな歓声が聞こえてきた
お目当ての女子200メートルの準決勝が、われわれの
ちょうど前をスタート地点にして始まるところだった。

ジョイナーがいる

光るよう褐色の肌に布地の少ないウェア姿。
あの手の指のマニキュアも見事で、
お尻をあげた独特のスタート練習を繰り返していた。


オリンピックは開催の何年も前から
現地受け入れホテルの確保に旅行業者間でしのぎを削る。それに、乗り物を加えて、旅行商品を造成し、
お客様をご案内する。

1996年(平成8年)は、
アメリカ南部、ジョージア州アトランタで開催される。
今、現地では世界の旅行業者がホテル確保に火花を
散らしているようで、
「ホテルの数が不足気味だ」との情報も入ってくる。

映画「風とともに去りぬ」の舞台となったアトランタは、
英国風の豊かで上品な雰囲気を持つ土地柄で、
ニューヨークの「ビッグアップル」に対し、
「ビッグA」のニックネームで呼ばれている。
近くには、ニューオーリンズやディズニーワールド、
マイアミなど観光地が点在し、
日本から多くの観戦・観光客が見込まれている。


4年に1度の大きなイベントを、現地で体感する感激と
興奮は、お客様に忘れがたい印象をもたらすようで、
今でもソウルが時々話題にのぼる。

オリンピックはぜひ味わっていただきたい
おすすめの旅行スポットだ。
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