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    きーさん 添乗員日記
 
 
北陸中日新聞
      に掲載中
過去の記事
  ベトナムは今<1>
初添乗のころ<2>
長江横断遠泳大会<3>
ワインのお返し<4>
夫婦円満旅行の誕生<5>
沈まぬ太陽<6>
キーウエストの神風<7>
五番街ティファニー<8>
『ルンビニー園』<9>
機長と社長<10>
海の都で<11>
動物漫才<12>
ロードサイド店<13>
危機一髪?<14>
新入り操縦士<15>
スキーツアー企画<16>
『ほのぼの旅行』<17>
出向を命ず<18>
ハイジャックに<19>
シンデレラ城<20>
休息とお祭りの島<21>
国際結婚<22>
ハイティー<23>
オリンピック<24>
買い物<25>
アスワンでの母娘<26>
ルクソールの休日<27>
大失敗の巻き<28>
自由行動日<29>
香港に始まって<30>



 

「旅行サロン」

平成8年に約1年間「添乗員日記」を綴りましたが、
今回続きを本紙面(北陸中日新聞)に掲載することになりました。
よろしくお願いいたします。


JTBで約40年間旅行業に従事、
後半は、北陸地区での店舗展開に携わりましたが、
その中でも特に印象に残っている店が中能登町にあるショッピングセンター『アルプラザかしま』に開設したものです。

能登地区にJTBの店舗をとの思いで、
全国では珍しく郡部に平成8年オープンしました。

オープン日は真冬の2月、
本社からは社長・幹部が勢揃い、その年は雪の多い年で鹿島バイパスはアイスバーン・横殴りの吹雪、点在する民家は雪にすっぽり埋もれている。
そんな中で開店セレモニーは始まりました。

ご来賓で当時の鹿島町(現在の中能登町)の町長さんは生憎の風邪気味のご様子で、鼻水をかみながらのスピーチとなりました。

あらゆる状況が雰囲気を盛り上げるのには不足気味だと感じていた時、社長が心配そうに
「北河君、大丈夫だろうな?頼んだぞ!」


それから店長以下従業員の頑張りで能登地区の皆様にご愛顧いただいておりましたが、
5年後に組織再編の話が持ち上がりました。


JTBの看板を是非存続させたいとの思いから、
今度は自ら運営するため、
平成13年10月2日に『旅行サロン鹿島』として再オープンし、
従業員もそのまま採用してJTB提携店として再出発いたしました。

前回のような吹雪の洗礼は無かったのですが、
ご存知のとおりオープンの約1ヶ月前、
世界の秩序を揺るがす大事件が起こっていました

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